【速報】七田式プリントDがリニューアル!

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教育熱心な親御さんであれば、誰でも知っている「七田式プリント」。

七田式プリントは、対象年齢が2歳半からのプリントA、3歳半からのプリントB、4歳半からのプリントC、5歳半からのプリントDと4種類ありますが、2021年1月から七田式プリントDのリニューアル版が発売されました!!

七田式プリントDとは?

七田式プリントは、就学前に「七田式プリントC」まで修了されたお子さま向けのカリキュラムとなっています。プリントの種類は、「ちえ」「もじ」「かず」の3種類が用意されており、スモールステップで1日1枚ずつ取り組むことで、確実に力がつくような構成になっています。

「ちえ」では生物や植物などについての知識、高い推理力や思考力を問う問題。

「もじ」はカタカナ・1年生の漢字など、就学後を見据えた問題。

「かず」はくり上がり・くり下がりを含むたし算・ひき算や文章題などが用意されています。

未就学児のプリントとしては、圧倒的に支持されているプリントですが、七田式プリントDは、プリントAからCまでと比べると若干人気がありませんでした。

七田式楽天市場店の評価を確認すると(2020年11月10日確認)、

七田式プリントA 総合評価 4.69(62件)

七田式プリントB 総合評価 4.64(42件)

七田式プリントC 総合評価 4.71(31件)

七田式プリントD 総合評価 3.86(7件)

他のプリントに比べて0.8ポイント以上評価が低く、レビュー件数も伸びていません。

そのため、プリントCまで終えた方が、プリントDに進まず、七田式の小学生プリントに進んだり、その他の出版社のドリルに進む方も多いようです。

七田式からしてみれば「離脱率の高さ」を、今回のリニューアルで克服したいという思いがあるように推測されます。

スタートの目安については、

  • 一般常識や社会のルールを理解し、善悪の判断ができる
  • 擬音語、擬態語、形容詞などを使って簡単な文が作れる
  • 100までの数がわかり、20までのたし算・ひき算ができる

となっていますが、進度が少し独特のため、七田式プリントCまで終わらせた未就学児がスムーズに取り組めるように構成されています。

20までのたし算・ひき算がスタートの目安となっていますが、七田式プリント開始前は、繰り上がり・繰り下がりの計算は出来ている必要はなく、「15+3=18」「18-4=14」のレベルが出来ていれば取り組みが可能です。

また、ひらがなの読み書きができ、拗音も書ける状態だと取り組みがしやすいかと思います。

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リニューアル版の発売日はいつ?

2021年1月からリニューアル版が発売されており、旧版の販売は終了しています。

メルカリやヤフオク等で出回っている七田式プリントDは、白黒の旧版のため、商品自体が全く異なることを理解した上で購入されると良いと思います。

価格は?

価格は税抜13,000円。税込14,300円です。

リニューアル前の七田式プリントDは9,200円(税込10,120円)だったので、30%以上の値上げになりますが、カラープリントになった影響で、値上げは致し方ないかと思います。

同時に、旧版のプリントDは8ヶ月分ですが、新版のプリントDも10ヶ月分に増量されました。

30冊で14,300円なので、1冊にすると470円ちょっと。1冊あたり500円以下のため、実はお得なプリントと言えます。

リニューアルの内容は?

七田式から送付されてきたDMによると、

  • 今の時代に求められる「思考力」を育てる問題を多数収録!
  • 就学へのステップアップに!
  • フルカラーのかわいいイラストで楽しく!

との記載があります。

やはり、一番大きな変化は、なんと言ってもフルカラーになったことだと思います。

前述したとおり、価格は上がりますが、未就学児にとってこのフルカラーに変更されたことはプラスの効果が大きいように思います。

七田式プリントAからCまでは全てがイラストでしたが、動植物などの問題では、実物をイメージして取り組めるよう、カラー写真を使用されるようで、これも今までの七田式プリントにはない新しい取り組みで嬉しいです。

七田式公式ページによるサンプル画像
https://www.shichida.co.jp/information/printd_cam/

また、後述しますが、小学校受験にも頻出する「一般常識(季節の理解や理科的な常識)」「積み木問題」が充実し、 新カテゴリとして、多角的に観察・思考する問題を追加されました。

もちろん、小学校受験する場合には、七田式プリントだけで対策ができるとは思いません(難関校対策としては不十分)が、基礎固めには非常に良い教材になりそうです。

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七田式プリントDのちえ・かず・もじ

ちえ

さまざまなジャンルの問題に取り組むことで、観察力だけでなく、集中力・記憶力を養います。季節や動植物、日常生活におけるルールなどの一般常識問題は、小学校受験の対策にもつながります。また、言葉あそびの問題を通して、語彙力や想像力を強化させます。

七田式プリントDの「ちえ」
一般常識(季節の理解、マナー)・記憶・条件推理・位置表象(上下、前後、左右の理解)・図形分解・合成・言葉あそび(しりとり、クロスワード)・分類・鏡写し

カラー化の恩恵をもっとも味わえるのが「ちえ」です。小学校受験に頻出の季節の理解や植物などが写真で学べ、重なり図形や影絵なども多く出題されています。七田式プリントCが終了しているレベルではあれば楽しく取り組めるため、「ちえ」の問題を解くことで「勉強が好きになる」効果を得られるお子さまも多いのではないかと思います。

かず

繰り上がり、繰り下がりを含むたし算やひき算に取り組みます。単純な計算問題だけでなく、文章題にも取り組むことで、読解力や、ポイントとなる言葉に着目して計算する力を身につけます。その他、かさ・お金・時計などの生活に密着した問題や、積み木をはじめとする立体図形の問題を通して空間認識力を育てます。

七田式プリントDの「かず」
積み木問題・図形の理解・100までの数・計算問題(繰り上げ、繰り下げ含む)・文章題・長さ、面積、かさ、お金、時計などの基礎概念・数直線、数列・表作成、座標、組み合わせ

四則演算のレベルは、繰り上がり・繰り下がりや「20+30」「12-3-4」レベルの問題です。七田式プリントDが終了すれば、算数検定11級は軽々と合格するレベルには達します。

もじ

就学後を見据えたカタカナや1年生で習う漢字をマスターします。その他、形容詞、副詞、助詞、修飾語などの文を構成することば、短文読解、長文読解を通して、読解力を身につけ、作文やお話作り、絵日記を通して表現力、文を作る力を養います。

七田式プリントDの「もじ」
文字(カタカナ)・文字(漢字)・読解問題・品詞、助詞・作文・思考力問題(要点を読み取る問題)

No.1からNo.4まではカタカナの学びが中心で、No.5以降に漢字の学びが始まります。読解問題や作文問題も多くありますが、七田式プリントCと比べて難度が極端に上がることはなく、未就学児でも無理なく進められるレベルだと思います。

七田式プリントDの特徴と感想

まだ七田式プリントDに取り組み始めた段階ではありますが、個人的にはかなり感触は良いです。

その理由を以下にまとめてみたいと思います。

なお、現在は七田式プリントDを取り組み中なので、こちらの感想は変わったり、追加されたりすると思います。

①カラー・写真化が予想以上に良い

リニューアル前の七田式プリントDは白黒で、良くいえば「小学生の準備のため」と言えたのでしょうが、カラーの方が幼児は楽しく取り組めますし、ちえで用いられる写真を使った問題は「図鑑を見ながら学ぶ感覚」に近くなり、子どもの興味を更に引くと思います。

例えば、小学校受験のペーパー対策として有名な、こぐま会や理英会のドリルの野菜や動物の問題は白黒のイラストです。もちろん、小学校受験対策としては白黒のイラストからでも問題が解けるようになる必要はあると思いますが、カラーや写真の問題や図鑑を通してインプットすることで、より知識に深みを増すことができるように思います。

未就学児は、とにかく「学ぶことが楽しい」と思ってもらい「身の回りの環境への興味を高める」ことが大事だと思っていますので、このカラー化は嬉しいリニューアルです。

②七田式プリントDの前半は、プリントCの後半よりも簡単で取り組みやすい

七田式プリントを取り組むと、よく「400%学習」ということが出てきますが、繰り返し同じパターンに取り組むことで、知識や能力を定着させることに細心の注意を払った構成になっています。スモールステップで取り組無ことで、無理なく力を伸ばせるのが七田式プリントの良いところです。

リニューアル版の七田式プリントDにおいてもその方針は踏襲されており、七田式プリントDの最初の方は、七田式プリントCの後半よりは取り組みやすい(時間がかかりにくい)問題が並んでおり、抵抗感なく新しいプリントに取り組めるような内容になっています。

③クロスワードなど、文字を用いた思考力を養う問題を楽しめる

七田式プリントは、プリントBからひらがなを書けるように取り組むため、七田式プリントC以降、「文字」を使った思考力を養う問題に取り組めます。

幼児ドリルとして比較対象となるこぐま会や理英会のドリルは、文字を用いる問題はないため、このような取り組みはどうしても制限されてしまいます。それらの制約がない七田式プリントは、クロスワードや記号と文字を組み合わせた暗号解きの問題なども出題され、語彙・言語力と思考力を同時に伸ばすことが可能になり、七田式ぷりんとDでも豊富に問題があります。

④七田式プリントCに比べて図形の取り組みが増えている

七田式プリントDの前半ではつみ木数えや影絵、中盤から後半では立体図形、四方観察、重なり図形など、七田式プリントCまでと比べて図形、特に立体図形を強化する問題が「ちえ」と「かず」で数多く用意されています。

点描写/点図形の問題は少ないので、その他のドリルで補った方が良いように思いますが、基礎的な図形の能力は七田式プリントDでかなり養われるように思います。

⑤表紙・裏表紙の紙と本紙の糊付けがあまい

あくまでもリニューアルの初版の冊子の問題で、今後は改善されるかもしれませんが、表紙・裏表紙の紙と本紙の糊付けが甘く、ボロボロと外れやすいです。

Vol.1の3冊を使用していますが、上記の写真のように、全ての冊子で外れやすくなっています。七田式プリントCまでは、このように糊付けがあまいということはなかったので、少し気になりました。

この感想は、同時期にプリントDをご購入された方も同じ感想を持ったようなので、私だけではなく、少なくともリニューアル初版に関しては同じような製本状態のものが届くように思います。

返品するほどの大きな問題だとは個人的には思っていませんが、14,300円という高額な教材ではあるため、残念に思う方はいらっしゃると思います。

七田式プリントDの内容の詳細

2021年1月(4歳7ヶ月)で、七田式プリントDのNo.1が終わりましたが、これから少しずつ更新していきます。

No.1

もじ

前半はカタカナ、後半は文章題と作文が中心です。

作文は、「文字をたくさん書くのは好きではない」という娘の特徴に合わせて、「作文を作ってもらって、親が書く」というやり方にしています。

理由
・一人で書くと、50文字書くのに10分以上かかることもありそうで、時間がもったいない
・作文は、もっと字をスラスラ書けるようになってから、取り組めば良い(娘が書くことに喜びがまだないため)
・頭の中で作文を作る作業は、娘の創造力・想像力を養うのには良さそう
・問題を飛ばすよりは、「作文体験」という感覚で取り組んでいきたい

娘の成長ということでいうと、まだまだ癖は強いですが、ひらがなが上手になってきたかなと思いますが、日々の点描写の実践のおかげもありそうな気がします。

点描写/点図形の基礎固めは無料プリントで十分(年少〜年中編)

かず
・繰り上がり、繰り下がりのない計算
・10までの数の文章題
・おかね(66円や49円など)の数え方
・図形の分割(○、△、□を2分割)
・最後に、簡単なマス計算(1+1から5+5レベルまで)

難度は、七田式プリントCと同等か、少し簡単なレベルです。

七田式プリントDからマス計算が始まりましたが、娘はなぜか好きな様子。これは、意外でした。

ものすごく簡単なレベルからスタートして、No.1-23と1-24でしか出てこず、次にマス計算が出てくるのはNo.2-23と2-24。

「マス計算アレルギー」を未就学児に起こさせない様な配慮があり、こういう問題の配置が、七田式プリントは上手だと思います。

ちえ
・理科的常識
・絵の記憶
・位置の把握
・回転の規則
・点繋ぎ
・重ね図形、鏡図形、図形の分解
・3者関係
・しりとり

とにかく問題の種類が豊富です。

こぐま会や理英会のドリルとの違いは、「ひらがなが書ける」ことが前提となっているということですが、プリントCを終えている子であれば、問題なく進められるレベルです。

理科的常識は、写真やイラストなどが充実していて良い感じです。

プリントDのちえでは、No.1から理科的常識の問題が出てきます。

例えば、「コスモス・たんぽぽ・チューリップ・ポピー」のイラストが出てきて仲間外れを探す問題が出てきますが、「コスモスが秋に咲く花」ということを知らないと、たんぽぽ・チューリップが春に咲く花ということは知っていても、ポピーまでは知らないお子さまも多いと思うので、なかなか解くことはできないのではないでしょうか?

娘は少し迷いながらも解答することは出来ましたが、プリントDではこのような問題も前半から出されます。

正解しようと、不正解であろうと、このような問題を解く意義は、「日常生活やさまざまな環境に対しての興味を育む」ということだと思いますが、そのために役立つはのは図鑑です。

上記のような問題の場合、植物の図鑑が手元にあるとすぐに確認が出来ます。

似たような図鑑に「花」を取り扱うものもありますが、理科的常識を学ぶ場合には「植物」の方が取り扱っている分野が広いため、おすすめできます。

No.2

かず

さっそく繰り上がりの問題が出てきましたが、以下のようなレベルがNo.2では2題出てきただけでした。

オレンジ色の丸は、実際のプリントではミカンの絵になっています

1題が「9+3」、もう1題が「9+5」ということで、一番分かりやすい繰り上がりの足し算から始まりました。

無理のない進度で繰り上がりや繰り下がりを学べるのも、七田式プリントDのメリットだと思います。

No.3

ちえ

・理科的常識(野菜と花)

例えば、きゅうりやナス、レンコン(ハス)の花の写真から、野菜を想像する問題などは、食育の面でも非常に面白いと思いました。

その際、問題を解いて「合っているね」で終わらせるのであく、図鑑で辞書的に確認すると知識や興味を広げる上でも良いと感じました。

このような理科的常識の問題は、「テスト対策」ということではなく「社会や環境に対する興味を広げる」という位置付けで丸暗記の対象にしなくて良さそうに思います。

しりとりをほぼ自由に作って書かせる問題がありましたが、個人的には単純なしりとりよりも、少し思考力を要するようなしりとりの問題があると嬉しいと思いました。

こぐま会のひとりでとっくんシリーズなどは、しりとりと迷路をつなげたような問題があり、このような形式の方が思考力を養えるようにも思いました。

かず

No.3-1から3-8まで、数十の同じ絵を10ずつ囲む問題が8日分連続で出題されます。このような問題はプリントCにも出てきましたが、少ししつこいと思いました。

「数量感覚の育成」と「10のかたまりや補数の理解強化」などが目的だと思いますが、同じような問題を続けて出題するのではなく、別のパターンで理解させるような問題に変化いただけると嬉しくお思いましたが、高望みし過ぎでしょうか?

未就学児の集中力は数分から10分程度だと思うので、貴重な集中力維持のために、2日分やった後の6日間は飛ばして、別の取り組みをすることにしました。

今後も、娘の進度が進み次第、こちらの内容を充実させていきたいと思います。

七田式プリントDはどこで買うのがお得?

七田式教育のオフィシャルストア、Amazon、七田式楽天市場、しちだ・教育研究所 Yahoo!店などでプリント購入が可能ですが、楽天ポイントがつく分、七田式楽天市場で購入するのが最もお得だと思います。

もちろん、Yahoo!店でもpaypayのポイントがつきますので、YahooショッピングユーザーはYahoo!店っでご購入されることを検討されても良いと思います。


七田式教育のオフィシャルストアでも、オリジナルのポイントが付与され、最もお得な還元率な場合がありますので、他の七田式教材を購入することが決まっている場合は、オフィシャルストアからの買うことを選択肢に入れても良いかもしれません。

さいごに

七田式プリントDについて、娘はまだ取り組みが始まったばかりですが、ざっとNo.1からNo.10を見た感じでは、リニューアルに成功した質の高いドリルに仕上がっているように感じました。

今までは、七田式プリントCを終えた場合に、七田式プリントDに進まず、七田式小学生プリントや他社の小学1年生用のドリルに進む方が多かったかもしれませんが、今後は七田式プリントDに進む方も増えるのではないか?と予想されます。

小学校受験を目指す方にとっては、「ひらがなやカタカナ、漢字の先取り」「たし算やひき算の先取り」を良く思わない学校もあり、お受験の塾でも進めていない場合もあると思い、迷われる方もいらっしゃると思います。

ただ、公文式やその他の教室に通いながら合格している方も多数いらっしゃる背景を考えると、「文字を通じて語彙や読解力、理解力を学び」「計算を通じて数量感が育成されている」メリットも大きいように思います。

また、何より小学生になってから学校レベルの授業で困るという心配がなくなり、中学受験を目指すような方には、より有利になることは想像に難くありません。

私自身、今後の取り組みや娘の成長を通じて、想いが変わる可能性もありますが、その際はこちらの記事や別の記事にて書き記していければと思います。

【七田式プリントD 概要】
●通常価格:14,300円(税込)(2020年12月31日までは13,200円(税込))
●A4版/フルカラー/ちえ・もじ・かず計720枚(各240ページ・解答付)
●修了テスト3枚/ごほうびスタンプ付/達成表・シール付

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