七田式プリントAを2歳半から取り組むことは可能なのか?

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娘が2歳9ヶ月から取り組みを始めた七田式プリントA。七田式公式サイトを確認すると、2歳半から開始することが可能となっていますが、実際に2歳半から開始することは可能なのでしょうか?今回は七田式プリントAの開始時期をテーマに、プリントAの中身も踏まえてご紹介をしたいと思います。

七田式プリントAのスタートの目安

七田式プリントAのスタートの目安は2種類あります。

推奨年齢による目安

七田式プリントはプリントAからプリントDまでの推奨年齢は、以下のようになっています。

七田式プリントA 2歳半〜(年少前開始を想定)
七田式プリントB 3歳半〜(年少開始を想定)
七田式プリントC 4歳半〜(年中開始を想定)
七田式プリントD 5歳半〜(年長開始を想定)

したがって、七田式プリントは2歳半以降の開始を推奨しています。

運筆能力や理解力からの目安

年齢以外の運筆能力や理解力による目安もあります。

  • 鉛筆が持て、○×が書け、点と点を線で結べる
  • 大小、多少、長短がわかる
  • 身近な物の名前を言うと、指すことができる

上記のうち、特に運筆能力や理解力が伴っているのであれば、2歳半の前でも始めてしまって良いと思います。

下のブログは、「新米パパの子育てエブリデイ」という教育ブログですが、こちらのちぇぶちゃんは、2歳3ヶ月から七田式プリントAを始めています。

娘は、2歳9ヶ月から七田式プリントAを始めましたが、最初の方は色を塗ったり、真っ直ぐな線を引いたりするだけだったので、スルスルと進めることができました。

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なぞりがきを利用した目安

七田式プリントをはじめる際に、もちろん「サンプルを取り寄せてから実施する」ということも可能ではありますが、個人的には「始めようと思った時が、一番良いタイミングなのでは?」と思います。

仮に挫折してしまった場合でも、七田式プリントの中古市場での人気も高いので、完全に無駄にもなる可能性は低いです。そうであれば、思いきって購入してしまった方が、お子さまにとってプラスです。

子どもが適齢期か心配なお子様がいらっしゃるようでしたら、下のレベルの「なぞりがき」がうまくいくかをチェックして、大丈夫なようなら、ご購入していただいても大丈夫だと思います。

プリントキッズーなぞり書き練習プリント
https://print-kids.net/print/unpitsu/nazorigaki/

鉛筆をもてて、緩やかなギザギザ線か波線を書くことができれば、ほとんどのお子様は始められるはずです。

七田式プリントAの内容と身につく力

七田式の公式ページにも記載がありますが、七田式プリントはAからCまたはDに取り組むことによって、「学習習慣」と「就学前に役立つ、ちえ・もじ・かず」が身につきます。

学習習慣

幼児期のうちに学習習慣が身についていれば、自然と就学後も座って授業を受けたり、家で勉強する習慣が身につきます。

特に、七田式プリントAの場合は、「文字を書く」「計算をする」こともなく、運筆力は鍛えられつつ、子どもにとっては負荷が少ない問題が続きます。

勉強感なく「プリントを解くことが楽しい」と思ってもらいつつ1日15分前後取り組めば終わるため、2歳後半から3歳前半のお子様でも集中力は続きやすいですし、この過程で「座ってプリントを解く」ということが習慣づけば、プリントB以降で少し「苦手」と思うような問題出ても、挫折せず継続できる可能性を高めることができます。

少し裏を返すと、七田式プリントB以降は、書き取りの問題が多くなることで「お勉強感」が出てきます。娘にとっても、あまりやりたく問題などが出てきたのが、七田式プリントBからだったので、「プリントAから習慣化する」というのは、個人的には大事だと思っています。

また、このようにペースを掴むのは、何も子どもに限ったことではなく、親もプリントAを丸つけしたり、アドバイスをすることで、「どうすれば、子どもに響くのか」というノウハウが溜まります。書き取りや計算が始まるプリントBの前に、親自身もペースを掴むことを、このプリントAの取り組みを通じて獲得していくことをお勧めします。

また、特にプリントAの前半は15分どころか5分かからずに「ちえ・もじ・かず」が終わることが多いです。プリントB以降は15分で終わらないことも多くなるでしょう。

これは公式ページにも書かれていますが、できるだけ毎日、同じスケジュールの中で、決まった時刻に取り組み、早い段階で習慣化できれば、その後も自信を持って取り組めるのではないでしょうか?

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幼児期に身につけたい「ちえ・もじ・かず」

さすが「累計20万部の大ヒットシリーズ!」と思うくらい、七田式プリントAからCまでの内容がリンクしており、気づかないうちに力がつく構成になっています。

公式ページでは「400%学習」というような言い方をしていますが、同じテーマの問題を、4日連続解くことによって、例え1日目に解けなかった問題でも、4日目には解けるようになっていますし、その過程で、記憶の定着が図られるように配慮されています。

その結果、スモールステップの連続で、いつの間にか1年前には考えられなかったような難しい問題が解けるようになります。

とにかく、考える力を育てる「ちえ」、読み書き力を育てる「もじ」、数学力を育てる「かず」をまんべんなく身につけることができ、問題のバランスがとても良いと感じます。

先ほども触れましたが、七田式プリントAは「書き」に対する作業負荷が低いため、多くのお子様が楽しく取り組める問題の割合が非常に高いと思います。

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七田式プリントAの内容とは?

七田式プリントAが終わると、1から10までの数字が書けるようになり、七田式プリントB以降でひらがなの書きを練習するための運筆力がつきます。また、3〜4歳の幼児に必要な思考力や理解力、知識などが身につきます。

それでは、それぞれのプリントについて簡単に内容を紹介したいと思います。

ちえ

七田式プリントAの「ちえ」は、「考える力を育てる」ことを目的として作られたプリントです。

線描きから始まり、○・×で解答することを繰り返しながら、基礎概念をマスターしつつ、考える力を養います。社会常識問題や物の名前の知識問題にも取り組みます。

取り扱われる内容は以下の通りです。

七田式プリントAの「ちえ」
異種発見/図形・同種発見/線のおけいこ/色/巧緻性/推理力/弁別/順列/図形(例:合わせると〇になるのはどれとどれ?)/オセロ/空間認識(例:机の上にあるものを〇をする)/迷路/単純な間違い探し/スリーヒント/善悪の判断/じゃんけん/しりとり/真ん中/厚い⇔薄い/熱い⇔冷たい

同形・同種発見

こちらは、「同形・同種発見」の問題です。

七田式プリントA「ちえ」のサンプル(公式ページより)

「色は違っても形は同じ、かつ横ではなく縦に3つ並んでいる」ということを理解できれば解答に至ります。

非言語的な問題が多い「ちえ」は、迷路やクイズ感覚で解ける問題が多いため、プリント学習ですが遊びの延長線上の感覚で取り組めます。

なお、娘はプリントAのほとんどの問題を楽しく解いてくれていたのですが、少し苦戦していたのが「オセロ」の問題だったように思います。

3歳前半の時にオセロの問題を解いていましたが、「ルールもわからない(または口頭で簡単に説明された)状態でプリントで解く」というのは、幼児にとって面白いものではありません。

今振り返ると、この時に「オセロが家にあれば、もう少し楽しく取り組めたかな」と思います。

オセロ問題は、七田式プリントBにも出てくるので、プリントAを解いている段階から、「楽しい」「得意」という感情を持って取り組めれば、進みが早くなるように思います。

「子どもは具体物で学ぶ方が楽しい」

というのは当たり前なので、オセロの問題が出る前に用意することをお勧めします。

4歳になってから購入したオセロ

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かず

七田式プリントAの「かず」は、七田式プリントB以降に取り組む、たし算やひき算をスムーズに行える力を養い、図形の基礎概念も理解できるように作成されています。

数の認識・対応と合成・分解の知識が高まるのと同時に、色・形・大小・数量・空間認識・比較・順序といった基礎概念も身につきます。

七田式プリントAの「かず」
多少/1~10の認識・対応/線のおけいこ/色/巧緻性/推理力/弁別/順列/図形(例:合わせると〇になるのはどれとどれ?)/オセロ/空間認識(例:机の上にあるものを〇をする)/迷路/単純な間違い探し/スリーヒント/善悪の判断/じゃんけん/しりとり/真ん中/厚い⇔薄い/熱い⇔冷たい

1~10の認識・対応

下のサンプルのように、イラストと数を線で結び、1から10までの数とイラストの対応を繰り返すことで、数の理解が定着します。

七田式プリントA「かず」のサンプル(公式ページより)

数をかたまりや形として捉えることで数量感が養われますので、可能であれば「3の数が3段あるので9」という捉え方をしてもらいたいところですが、七田式プリントAの段階でお子さまにそれを強いるのはちょっと酷なようにも思います。

娘は、この七田式プリントAの段階では、1個ずつ数えて解答していましたが、振り返ってみると「数をかたまりや形として捉える」練習をこの段階から行っても良かったかな?とは思います。

七田式プリントAは、これ以外に「数字の書き取り」が始まります

七田式プリントAから取り組むことで、数字の書き取り練習を通じて、運筆力が高まり、ひらがなを書く基礎にもなりました。

プリントAは、取り組みをする数ヶ月間で、「座って学ぶ」ということを習慣づけることができ、さらにスモールステップでいつの間にか数字が書けるところまでは到達できるのがメリットのように思います。

もじ

七田式プリントAの「もじ」は、当然ながら国語力の基礎である「文字」を理解するためのワークです。

○・×や線引き、色塗りで身近なものの名前や文字について理解できます。また絵と文字を一致させて、反対語・動詞など、言葉の使い分けが確実に身につきます。

七田式プリントAの「もじ」
文字対応/濁音の読み・ことば作り/言葉を増やす/あ~んの読み/半濁音読み/促音読み/長音読み/拗音読み/単語読み/対応(ぬりえ)/50音読み

濁音の読み・ことば作り

七田式プリントAの段階では、ひらがなの書き取りはありません。

七田式プリントA「もじ」のサンプル(公式ページより)

一致する用語に線を引いたりすることで、とにかくひらがなや用語の理解を高めるような問題が続きます。

まずは、ちえで「○△×」を書いたり、「かず」で数字を書いたり、七田式プリントA全体を通じて線を引くことで運筆力を高めることで、ひらがなが書ける基礎を作ります。

また、「書き取り」以上に、半濁音読み・促音読み・長音読み・拗音読みを通じてひらがながしっかりと読めるようになることを重視し、プリントに取り組むことで自然と反対語などの定義が理解できるようになります。

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2〜3歳に「もじ」を強化するためにしていたこと

七田式プリントAに取り組んでいた時、「もじ」の強化のために行っていたことは、月並みかもしれませんがお風呂ポスターの活用でした。

お風呂ポスターは、「勝手に学んでくれる」というのが最大のメリットです。

2〜3歳の時は、ひらがなのポスターを「50音の一覧用のポスター」→「濁音と拗音が含まれいてるポスター」と購入し、お風呂の中で一緒に読んでいました。

2〜3歳に図形感を強化するためにやっていたこと

七田式プリントは非常に良く出来ていると思いますが、図形感の養成については若干弱い印象を受けています。

図形は、多くのお子さまが苦手意識が出やすい分野だと思いますが、幼児期から遊びの要素たっぷりに図形に触れ合うことで、得意な分野に変えられるのでないか?と思っています。

その中で、お風呂でできるタングラムのシリーズは、文字ポスター以上に遊びの要素が強く、お子様が楽しく学べるように思います。

遊びつつ、形の名前も覚えていくと、図形に対する意識が高まります。

お部屋では、くもんのタングラムで遊ぶこともありました。

タングラムは、主に平面図形の感覚を養うのに良いと思いますが、立体図形の感覚を養うのに行っていたのが、ニキーチンの「みんなの積み木」でした。

最初は「みんなの積み木」を2セット用いて、私が作った形を真似てもらったりすることで、さまざまな形を作ってから、徐々に自分で色々な形を作ってもらうといったことにチャレンジしてもらうようにしました。

「みんなの積み木」よりは「賢人パズル」の方が半額以下ですし、おそらく知育効果も変わらないと思いますので、まずは1セット購入してから、必要であれば2セット目を購入するというやり方でもよいかもしれません。

3歳半以降、プリントAとプリントBのどちらから始めるか?

2歳半〜3歳半の場合

迷わず、七田式プリントAから開始するのが良いと思います。

もしかしたら3歳前半の子には「簡単すぎる」ような問題が続く可能性もありますが、まず「簡単に解けて面白い」という感覚を味わってもらうことは、かなり大事なようにも思います。

3歳前半のお子様のブログで参考になるブログがありましたので、紹介します。

『七田式プリントA』を使って感じたこと。(38の育児日記さん)

かなり進度が早いように思いますが、プリントAは迷路やぬり絵の延長線上の感覚で進められることが多いと思いますで、私もこのような進め方は「あり」だと思っています。

3歳半前後に七田式プリントAをはじめた他の親御さんのブログを読んでも、1日6枚ずつ進めた例がご紹介されていました。

七田式公式ページでは、1日3枚を推奨していますが、プリントAであればそのようなペースで進められるお子さまも一定の割合でいらっしゃると思っています。

また、お子さまの性格によっては、七田式プリントAであれば「わかりきっている問題」であれば飛ばしてしまっても良いように思います。

例えば、「ぬり絵で解答する問題」があるとして、ぬり絵が好きなタイプのお子様であれば、分かりきっている問題が続いても喜んで進めてくれると思いますが、ぬり絵が好きでないタイプのお子さまは嫌がる可能性もあります。

私は、七田式プリントを進めるコツは、「完璧主義に陥らない」ということだと思っていますので、「全てのプリントを埋める」ことにこだわらず、サクサク進めた方が結果的に挫折しない可能性が高いのではないでしょうか。

3歳半以降の場合

3歳半以降の場合は、悩みどころです。

七田式プリントAの「ちえ」の後半などは先述したオセロのような問題や良問も数多くあるので、できれば「ちえ」だけでも七田式プリントAから取り組みたいところですが、「ちえ」だけのバラ売りはありません。

結論からいうと、私は「1から10までの数字が書けるお子さま」であれば七田式プリントBから始めてしまっても良いとは思います。

「数字が書ける」ということは、なんらかのドリルなどで家庭学習を進められてきていると思いますし、その過程である程度「座って書く・描く」ということをしてきているお子さまです。そして親御さんも、「数字を書けるように家庭学習をした」という成功体験をすでにお持ちだと思います。

七田式プリントAの「ちえ」に良問が多いとはいえ、「人生を歩む上で必ず解かなければいけない」というわけではないですし、七田式プリントBにもオセロをはじめ、七田式プリントAの少し難しい類題が数多く出題されます。

それなら、「七田式プリントB」からスタートするのも「あり」だとは思います。

または、「数字が書けなくても100まで理解している」「100まで読める」というお子さまで3歳半が過ぎている場合は、「なんらかのドリルで数字の書き取りの練習を並行しつつ、七田式プリントBから始める」という選択もありだとは思います。

ただし、このケースの場合は、お子さまの運筆の能力次第だと思います。運筆能力が育まれていない状態で七田式プリントBのひらがなの書き取りの練習をすると、お子さまの「勉強感」を強めてしまうリスクがあると思います。

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さいごに

今回の記事では、七田式プリントAの始める時期や、七田式プリントAの内容を中心にお伝えしました。

個人的には七田式プリントに興味をもった時点で、「教育への感度の高い」親御さんなのだと思います。教材に合う合わないはありますが、七田式公式サイトの満足度の高さだけではなく、楽天市場やYahooの口コミを見ても非常に高い評価を得ているので、ある程度万能な教材なのではないかと思います。

また、仮に挫折をしたとしても、挫折するまで取り組んだ内容についてはお子さまの糧になるものですし、小さい挫折を通じてお子さまの特性を知ったり、別のやり方での知育に取り組むきっかけになるものだと思います。

「1式で13,200円」という高額教材が「累計20万部の発行」というのは、やはり七田式教材の完成度が高い証拠だと思いますので、もし2歳から4歳くらいのお子さまをお持ちの親御様は、一度こちらの教材の検討をしても良いのではないか?と思います。

【4歳半で終了】七田式プリントCは年少でも取り組めます

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