【東大王】鈴木光さんもスタンフォード e-japanの卒業生

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以前、スタンフォード e-Japanの記事を書きましたが、調べていく中でTBS系列で放送中の番組、「東大王」にも出演されている鈴木光さんも、スタンフォード e-Japanであるということを知りました。

澤自身は、「東大王」を見たことがなかったので、鈴木光さん自体をあまり知らなかったのですが、華やかな活躍の裏で、しっかりとした努力をされている方なのだということを知りました。

今回は、鈴木光さんに焦点を当てた上で、スタンフォード e-Japanなどの活躍を生かしたのかを記事にしたいと思います。

鈴木光さんについて

鈴木光さんは、筑波大学付属高校から、東京大学の推薦入試を経て見事合格。2020年12月現在は東京大学法学部に在籍しており、現在4年生です。

1998年東京都生まれ。2014年に松本清張記念館中高生読書感想文コンクールで優秀賞受賞。2015年、アジア太平洋青少年リーダーズサミット参加、Stanford e-Japanプログラムで最優秀賞受賞。2017年、国立筑波大学附属高校を卒業し、東京大学文科1類に現役合格。同年瀧本ゼミに所属、同年11月からTBS系『東大王』にレギュラー出演。『東大王』『プレバト!!』等多数の番組に出演。2019年司法試験予備試験合格。

「夢を叶えるための勉強法」より一部改変

松本清張記念館中高生読書感想文コンクールは、筑波大学附属高校の夏休みの課題で出されたものを学校単位で応募し、その中で鈴木光さんが優秀賞を取られたようです。

読書作品は「目の壁」。当然、松本清張氏の作品です。題目は「眼に映る虚像」。どのような感想文か読みたくもなりますが、学校の課題を学生時代から丁寧にこなしていた様子がわかります。

また、2019年に司法試験の予備試験に合格されていることをインスタグラムで公表していますが、その記述にも「日米の法律を学んで渉外弁護士になりたい」という明確な目標が書かれており、地に足が着いた活動をされている様子が伝わります。

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予備試験合格ということで、まだ司法試験の合格には至っていませんが、予備試験の最終合格者は80%とのことですので、順調に行けば渉外弁護士への道へと歩まれるのではないかと思います。

また大学4年生で予備試験合格者ということ、世間的な好感度が非常に高いことから、すでに大手の法律事務所に内定していることは想像に難くありません。

※2020年の司法試験が不合格であったこと、ご自身のインスタグラムにて報告がありました(2021年1月確認)

鈴木光さんとスタンフォード e-Japanについて

そもそも東大王への出演は、東京大学に推薦合格が決まった際に、高校の担任の先生から「東大王というクイズ番組の、予選の案内が来ているよ」と教えてもらったのがきっかけだったとのこと。

こちらの番組では、“スタンフォード大学が認めた才媛”というキャッチコピーで紹介されたりもしているようですが、このネーミングのきっかけが、まさにスタンフォード e-Japanでの最優秀賞である「Stanford e-award」を受賞したからのようです。

受賞した時のコメントの中では、

If I hadn’t participated in this program, I wouldn’t have been as interested in the U.S. as I am right now.(もしこのプログラムに参加していなかったら、私は今ほどはアメリカという国に興味を持たなかったかもしれません)

という感想を述べているので、このプログラムへの参加が、「渉外弁護士になる」という具体的な目標を持つきっかけになった可能性が高そうです。

また、Stanford e-Japanの説明を、韓国の番組の出演時に英語も交えて説明しています。

この番組の中では、小学校に入る前に2年間ほどインターナショナルスクールに行き、中学3年生のときに英検1級を取得していることもお話されていますね。

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週刊文春でのインタビュー記事

鈴木光さんは、週刊文春の取材を何度か受けているようですが、複数回にわたって、スタンフォードe-Japanプログラムについて説明しています。

高2のときなんですけど、スタンフォードの通信教育、日本の高校生向けのプログラムがあると知ったんです。どういうものかというと、起業家から弁護士、大使の仕事をしている人まで様々な方が、たとえばシリコンバレーの現在について講義するのをビデオチャットで受講できるものなんです。

2018年1月の週刊文集のインタビュー記事

スタンフォードe-Japanプログラムは、米国スタンフォード大学による日米交流の一環として始まった、日本にいながらスタンフォード大学の教育がリアルタイムで受けられるプログラムです。日本の高校生が対象で約半年をかけて、野球から政治経済に至るまで様々な講義が行われ、毎回授業の後に課題を提出し、最後に小論文を書き上げて修了になるというものです。ここではアメリカと日本という2国間の関係を掘り下げて学ぶ事ができ、国際サミットで鍛えた英語力と討論の力が認められ最優秀賞を受賞する事となり、スタンフォード大学の授賞式に招いていただきました。

2018年12月の週刊文集のインタビュー記事

1月の記事の中では、「英語力にコンプレックスがあったからプログラムに応募した」という話がありますが、中3の時にすでに英検1級に合格していながらのコンプレックスって、関西人としては、

「どんだけ高望みしているねん!」

と突っ込みたくなりますが、向上心のかたまりであることは間違いないかと思います。

鈴木光さんの同級生に、ハーバード大生がいる!?

鈴木光さんは、スタンフォード大に進学されたわけではないですが、“スタンフォード大学が認めた才媛”というキャッチコピーがついています。

一方で、鈴木光の出身校である筑波大学付属高校の同級生に、ハーバード大へ進学されている女性がいらっしゃるのはご存知でしょうか?

ハーバード大学のアイスホッケー部に所属している佐野月咲(るなさ)さんです。

下記のYouTube動画では、1時間以上の対談動画ですが、すごく中身のある対談です。

  • スポーツでリーダーシップを発揮した経験
  • 10代でスポーツで挫折した経験
  • ハーバードに入るための情熱(しかも、アスリートとして)
  • ハーバード大学での学業やスポーツの経験

などについて、率直に語られています。

鈴木光さんのようにメディアで活躍されているわけではありませんが、彼女のようなチャレンジ精神とご家族の支えは素晴らしいと思います。

コロナの影響もあり、2020年の秋の新4年生からは1年休学して日本でプレーしているようですが、また2021年以降、アメリカでも頑張って欲しいですし、同じ高校からこのような才女を排出している筑付高の底力を感じます。

そして、佐野月咲選手と対談をしている三浦優希選手。

この方も、実は名門の早稲田実業高校を退学して、ヨーロッパやアメリカに留学をされている選手です。

最後に

Stanford e-Japanという観点で、その第1期生かつスーパーヒロインとなっている鈴木光さんを取り上げさせていただきましたが、子育てを考える上でいくつか示唆されることがあります。

例えば、英語の早期教育を否定されている方がいらっしゃいますが、鈴木さんは英語の早期教育を受けて育っていらっしゃいます。同時に、公立の小学校に通いつつ、小2で英検2級、筑波大学付属中に進学されてからは中3で英検1級を取得しています。その後、高校時代のプログラムで、「日本とアメリカをまたにかける仕事をしたい」と具体的な目標をもつきっかけを作られたようです。

また、さきほど紹介したYouTube動画の中で、さらっと「図書館などで1日10時間勉強している」と話をしているとおり、推薦入試を受けなくても良いくらい「勉強の量をこなせる能力がある」ということです。

だからこそ、テレビ番組に出演しながらも、大学3年生で司法試験の予備試験に合格され、惜しまれつつ東大王の卒業を発表するという流れになっているのでしょう。

もちろん誰しもが鈴木光さんのようなスーパーな存在になれるわけではありませんが、彼女の才能、生き方や考え方、そして類稀なる努力から学べることは、たくさんあるような気がします。

まずは無事司法試験に合格され、社会人になってからの鈴木光さんの活躍を心から楽しみにしております。