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全国統一小学生テストの概要
全国統一小学生テストは、略称で「全統小」とも呼ばれ、全国で15万人以上が受験する大規模な全国模試です。
こちらの記事では、年長向けの情報に特化して概要を紹介したいと思います。
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実施要項
- 試験日:11月3日(火・祝)
- 受験料:無料招待
- 対象:小学1~6年生・年長生
- 会場:四谷大塚直営校舎、四谷大塚YTnet提携塾、四谷大塚NET加盟塾、公認会場塾
開始時間と終了時間
開始時間は午前9時、終了時間は10時から10時30分であることが予想されます。
なお、臨海セミナーでは、年長の場合、集合が9時で、9時30分〜10時がテスト、解散が10時20分とされています。
開始時間は、会場によって多少異なると思いますが、おおよその目安として参考になります。

上記のような目安の時間がありますが、午前から午後まで選べる塾・校舎もありますので、申し込み時にご確認ください。
試験形式
年長は、記述式です。(小学1年生、2年生も記述式です)
出題範囲・試験教科
- 出題範囲 年長生 / 考える力を見る問題
- 試験強化 年長生 / 算数国語融合型問題
配点・時間
算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
---|---|---|---|---|
年長生 | 100点(30分) | なし | なし | 100点 |
年長生は配点の80%が平均点となるよう、試験問題を作成されています。
(なお、小学1年生は配点の70%、2・3年生は60%、4・5・6年生は55%が平均点となるよう、試験問題を作成されています。)
成績返却
テスト実施の約10日後から受験会場より返却(※)されます。
その後、テストで発見された弱点の原因分析を行い、 見直し勉強指導(※)を通して克服することがお子様の「わかった」に繋がり、更なる勉強への意欲を高めます。
(※成績返却方法及び見直し勉強指導の実施の有無は、受験会場により異なりますので受験会場にご確認下さい。)
四谷大塚では、6月14日から返却が開始されたようです。
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申し込み開始日時は?
申込開始日は、2021年4月15日(木)の予定です。
申込開始日の0時になると、全国統一小学生テストの公式サイトに申込フォームが出現する可能性が高いです。
年長における全国小学生統一テストの受験人数は?
2020年6月28日のテストは1880名、2020年11月3日はテストは4570名の受験人数でした。
2020年6月のテストはコロナ禍で日程が延長したこともあり、かなりイレギュラーだった可能性がありますが、2019年11月のテストでは3973名でしたので、徐々に未就学児の親御さんの間でもテストの認知度が高まっている可能性があります。
年長が全国小学生統一テストを受験できる会場は?
会場は全国2500会場以上ありますが、年長さんが受験できる会場はかなり少ないようです。
まだ2021年に受講できる会場が発表されていませんので、発表され次第こちらにもアップします。
年長における全国小学生統一テストの内容
平均点が80点になるように作成されているため、数量・図形・言語・常識問題などで、小学校受験のペーパー難関校を目指すお子さまや、七田式プリントCやDに取り組んでいるようなお子さまであれば、90点以上は取れる可能性はあります。
100点を取るお子さまも、毎回一定数いらっしゃいます。2020年の6月のテストでは、満点が300名ほど(1880名中)いらっしゃいました。
ただし、2020年11月のテストでは、平均点が70点程度と難化し、満点は78名(4570名中)でした。
全統小(年長)の平均点数とは?
全統小(年長)の平均点数は、以下の通りとなっています。平均点が80点になるように作成しているということになっていますが、特に11月の平均点は70点前後になっていることが多そうです。
6月
2021年 82.7点
2020年 75.7点
11月
2020年 69.9点
2019年 69.6点
2018年 76.1点
年長における全国小学生統一テストの対策は?
過去の年長における全国小学生統一テストの高得点者の記事を確認すると、七田式プリントなどで学習されている方が多くいらっしゃるようです。
年長で七田式プリントCに取り組まれていると、90点以上は取れている方が多いような印象を受けます。
また、くもん式などで国語や算数の基礎を学ばれている方は、多少テストとは傾向が違うので、算数ラボ10級や算数ラボ図形10級に取り組んでいる方が多いようです。
「算数ラボ」は、算数・数学思考力検定を実施している団体が発行している問題集で、小学校1・2年向けの問題集ですが、小学校受験や全国統一小学生テストに出てくるような問題に近いものが集められており、「全国統一小学生テスト」との相性が非常に良い問題集のようです。
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2021年6月6日のテスト内容について
テスト内容について
①計数
②迷路(条件迷路)
③10の構成
④生活常識
⑤しりとり
⑥話の理解
①計数(配点24点・8点×3問)
ノートや消しゴム、定規などの文房具がバラバラに並べられていて、それぞれの数を数える問題。正答率は80〜90%。
②条件迷路(配点8点)
女の子が6つの花をすべてつみながら迷路を進める問題。正答率は35.5%。
③10の構成(配点20点・5点×4問)
金魚鉢の金魚の絵が描かれており、合わせて10(8匹と2匹等)になるように線つなぎをする問題。正答率は80〜90%ですが、①よりはやや正答率が低め。
④生活常識(配点24点・6点×4問)
シャツが汚れた時に使うもの(洗濯機)、お味噌汁をお椀よそうときに使うもの(おたま)などを○で囲う問題。正答率は80〜90%。
⑤しりとり(配点12点・4点×3問)
4つの絵が描いてあり、最後になる絵を○で囲う問題。正答率は50〜60%。
⑥話の理解(配点12点・4点×3問)
発問者が言っている絵を選んで○を書く問題。(例:3枚の紙を上から小さい順に重ねて、左上を止めましょう)正答率は50〜70%。
でした。
今回の年長のテストにおいて、正答率が一番低い問題は②の迷路の問題(35.5%)でした。
あらかじめ、こぐま会の条件迷路や迷路なぞぺーなどで、条件迷路に慣れている未就学児は難なく解けたかも知れませんが、初めてこのようなタイプの問題を解いたお子さまには難しかったのかもしれません。
しりとりの問題は、正答率が50%台の問題が多かったですが、一番正答率が低かった(2)は、「かかし」がわからなかったお子さまが多かったのかもしれません。
今回受験してみて思ったのは、お受験で出題される問題とは少し傾向が違うかな?ということでした。
平均点を80点に近づけるために、基本的にはミスらなければ解けるような数の問題を半分くらい用意し、あとは今回であれば条件迷路やしりとりの問題など、二重課題が含まれた多少含まれた問題が出題されたようです。
全体を通して、この時期にきっちりと100点満点を取れるようなお子さまは、ある程度理解力や処理能力が高く、早熟傾向にあるということは言えるように思いました。
2021年6月の全統小(年長)で100点満点は何人いたか?
2021年6月の全統小で、100点満点は221名いました。2020年の6月のテストでの満点は300名ほどいたので、100名近く減ったことになります。
テレビCMも流れる「全国統一小学生テスト」。全国統一小学生テストは、東進ハイスクール・東進衛星予備校も運営しているナガセグループの四谷大塚が主催しています。
こちらのテストの特徴は、なんといっても「無料で受験できる」というもの。そして、小学生だけではなく、年長を中心とした「未就学児」も受験できるというものです。
中学受験の低年齢化については、賛否両論(むしろ、否ですが)ありますが、教育熱心なご家庭にとっては家庭教育の途中経過を知る良い機会。
例年6月と11月にテストが実施されますが、2021年は6月6日(日)に開催されました。
なお、11月のテストは11月3日(祝)の開催が予定されているようです。